メールマガジン2023/MAY

コーヒーボーイ メンバーズの皆様へ

コーヒーボーイ・メールマガジンでは、ショップ情報のほかコーヒーにまつわるトピックスをお届けしています。 今月はコーヒーボーイと様々な形で関わっていただいているコーヒーボーイファミリーのご紹介と、代表・河内山の新たなコラム「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」がスタートします!

5月のおすすめ豆

5月にご紹介するビーンズは、日本人の味覚にマッチした爽やかな余韻「ブラジル・グリーンアップル」です。 ブラジル・グリーンアップルは、ブラジルと関係が深い日本人の味覚に合うようにブラジルの現地鑑定士とともにセレクト・開発したコーヒーです。 今回セレクトされたのは、マタデミアス地区の「ファゼンダ・カルメリート農園」です。 1963年から続くこの農園で収穫されるコーヒーは、チョコレート・アーモンド・ベリー・青りんごと様々なテイストが現れてきますが、 ​​​​​​​マイルド~ハイローストに焙煎を留めることで、文字通り「グリーンアップル」のような味わいを表現します。 〈ブラジル・グリーンアップル〉 プロダクトナンバー:No.732 生産国: 7 ブラジル 焙煎度 :3 ミディアムロースト   濃厚感: 2 なめらかな 生産地: ブラジル ミナスジェライス・マタデミナス地区 精製方法 :パルプドナチュラル・アフリカンベッド乾燥

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コーヒーボーイファミリー
藤井浩子さんの「コーヒーの野菜」

ピカピカに光るイチゴやのびのびと元気なほうれん草。 透き通るような白い肌の大根… COFFEEBOY本店のカウンター前には週1~2回、採れたての野菜が並びます。 旬の定番野菜や果物のほか、ビーツや生落花生などちょっと珍しいものがお目見えすることも。 野菜目当てで来店されるお客様がいるほど話題になっている『コーヒーの野菜』たち。 今回は、そんな『コーヒーの野菜』を栽培している藤井浩子さんのお仕事の様子をご紹介します。 藤井さんの畑は周南市の郊外にあります。 ご主人のご家族が代々守ってきた農地を15年ほど前に引き継いだそうで、農作物や花の生産・出荷を手がけています。 栽培品目は季節ごとで15種類前後にもなる少量多品種方針。 どの野菜も、手をかけてていねいに育てています。 『家族でおいしい野菜を食べたい。せっかく畑があるんだから自分で作ってみよう』と、藤井さんの農業のスタートは、家庭菜園の延長のような感じだったそうです。 そこから家族では食べきれない野菜を友人知人に譲るようになり、徐々に出荷もするようになりました。 「本格的な農業を自分でやるのは初めてだったので、本やネットで調べたり農家の先輩に教えてもらったりと試行錯誤でした。そんな中で出会ったのが、コーヒーのチャフだったんです(藤井さん)」 チャフとは、焙煎前のコーヒー生豆についている薄皮(シルバースキンといいます)が、焙煎時に焼けて剥がれ落ちたものです。 渋みやえぐみの原因となるため、焙煎時に熱風で飛ばし集め、焙煎後溜まったチャフは廃棄していました。 そのチャフが、野菜栽培に? 最初に藤井さんからお話をいただいた時は驚きと共にどのようにして使われるのかと興味が沸々と。

 

「5年ほど前からコーヒーチャフとドリップ後に残る挽いたコーヒーを使って、『土づくり』をしているんです。以前コーヒーのチャフが土づくりに良いからといただく機会があって、ビニールハウスで育てている葉物の土づくりで試してみたところ、混ぜたとたんにコーヒーの香りがふわっと広がって、うわあ良い香り!と驚きました。農作業する私が、まずトリコになったんです(藤井さん)」 そうしてできた土は、農家の親類が『柔らかくてふわふわ!』と驚くほどの良質なものになりました。 「土が柔らかいというのは、植物の根がのびのびと張りやすく、しっかりと栄養を吸収する土台ができるということです。コーヒーの皮なら安心安全ですし。私は他に牛ふん、サンライム(牡蠣殻の粉)、有機肥料なども混ぜて土づくりをしていますが、チャフはその配合にもぴったりでした(藤井さん)」 もっと大量に継続的に手に入れるにはどうしたらいいかな…と考えていた藤井さんから声をかけていただいたのが、藤井さんとCOFFEEBOYのチャフとの出会いになりました。 「思い切ってお願いしてみると、お好きなだけ、と言ってくださったので『あるだけください!』と(笑)。私にとってはまさに宝の山でした(藤井さん)」 そうして毎週、焙煎時に出るチャフは藤井さんの元へ。 天日に広げて乾燥し、ふわふわになったチャフは他の肥料とともに土に混合されます。 あたたかな土の中で有機成分の発酵が促進され、栄養たっぷりの土になるのです。 (*チャフ及びドリップ後のコーヒー粉の堆肥副資材としての使用は、土壌の充分な発酵が必要です。使用分量や発酵方法などについては専門情報をご確認ください)

 

時に争奪戦にもなる藤井さんの野菜の魅力は、野菜本来の味が深く甘みを感じられるところにあります。 鮮度がしっかりとキープされて生命力の強さを感じられると感想を寄せてくださるお客様もいます。 「野菜を収穫する時間は、朝と決めています。朝採りの野菜は、夜の間に甘味を溜め込むので、おいしいんですよ(藤井さん)」 農業は、気候条件や雑草・害虫などとの戦いもあり、大変な事も多いんですよね…と、さらっと笑顔でお話する藤井さんの気負いのなさが、美味しい野菜作りの一番の肥料なのかもしれません。 藤井さんの幸せな瞬間は?とお聞きすると、「このふわふわの土の中から、小さな芽が出る瞬間が大好き。『赤ちゃんが生まれた!』という気持ちになります。すべてがここからスタートですから」と、いつもの笑顔で答えていただきました。

 

やっかいものとして処分していたチャフや、ドリップ後のコーヒーの忘れ物が藤井さんの野菜づくりにたずさわれている喜びと、余すところなく「コーヒーの全て」をお客様にお届けできることは、コーヒーを愛する私たちにとっても幸せな瞬間です! お近くにお越しの際はぜひCOFFEEBOY本店へ。『コーヒーの野菜』と一緒にお待ちしています。

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コーヒー屋に生まれて。
正確には焙煎屋です、が。

徳山コーヒーボーイ代表の河内山です。メールマガジンの新しいシリーズ、 「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」が始まります。 今回はコーヒー豆卸(まめおろし)の家に生まれた私の話をしたいと思います。 そう今から50年ほど前。私が物心ついた頃、既にわが家はコーヒー豆の焙煎屋を営んでいました。 朝は早く、朝餉(あさげ)には家の中も住居下の店舗も既にワサワサとしていて その店内を通って学校に通うという、商店で育った子たち誰もが持つ原風景が我が家にもありました。 当時扱っていた商品は自家焙煎豆の他、レストランやカフェで使われる商材など。 焼き立ての焙煎豆の香りに、生豆(焙煎前の豆)やドンゴロス(豆を入れる袋)などの匂いも相まって 決して皆さんが思うような(ネスカフェのCMのような)爽やかな朝の薫りというものではありませんが、 私にとってはHOMEそのものの空気がありました。 当時通っていた小学校は、商店街に住む子が半分、お勤めの親を持つ山手に住む子が半分。 日曜には家族でマイカーでお出かけする「山の手」の子たちを羨ましく思っていた記憶があります。 一方商店の子には「それなりの誇り」のようなものがあって、それは玄関に掲げてある表札とは別に 自分の家には目には見えない「のれん」が確かに掲げられている事を実感していた事です。 とりわけ我が家は、当時としても「洋風」や「舶来」のものを扱っていたせいもあり、 ちょっと違う感じで一目置かれていたように思います。 美術の時間などには、BRAZIL やMOCHAなど自分でもよく分からないツヅリをレタリングして、 先生や同級生に感心された記憶があります。 当時1日の中で一番コーヒーが飲まれたのは朝の通勤前、または仕事前のひと時でした。 日本全体が成長していた時代、朝コーヒーを1杯飲んで仕事に行く人々の顔にエネルギーが漲っていました。 もちろんカフェ(というより喫茶店)も街に次々と立ち並びました。日本のコーヒー文化がそんな時代に育まれた事は間違いありません。 1980年代に入り大学進学のため、上京した私は縁あって東京駅八重洲口地下にあるコーヒーパーラーで働く機会を得ました。 簡単な軽食とコーヒーでひとときを過ごすサラリーマンの活気を今でもよく覚えています。 コーヒーを入れていた器具はアーンという一度に大量に抽出できる一般的なものです。まだ一杯をゆっくり楽しむという時代ではありませんが、 1日が始まるためにはコーヒーは欠かせない存在で、そしてカフェに集う同志からの刺激が日々の大きな活力になっていた事は まだ学生の私にも十分感じる事ができました。 さて、このシリーズの題目に戻りましょう。 「コーヒー屋に生まれて。正確には焙煎屋です、が。」この中には私なりの一つのメッセージがあります。 それはコーヒー屋に生まれたとして、もしコーヒーを提供するカフェやレストラン側に生まれていたら、 きっとコーヒーボーイも私も、今のような形になっていなかったのでは?という思いです。 そんな話を第2回にできればと思います。私に大きな影響を与えたスターバックスとの出会いから始まります。

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