もっと知りたいコーヒーのこと
コーヒー豆の品種について その2
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コーヒーボーイの焙煎士・金近がお届けするコーヒーの豆知識。 今回は「コーヒー豆の品種について その2」コーヒー豆の代表格「ブルボン種」のご紹介です。 >豆種の基本とゲイシャ種(前編)はこちらから >豆種の基本とゲイシャ種(後編)はこちらから
- 改良や変異によって生まれた
豊富な品種 -
忙しい日々の中で、一杯のコーヒが癒しになっているという方も多いのではないでしょうか。 その癒しの元コーヒー豆は、古代エチオピアの地に自生していたコーヒーノキの実を現地の人々が食用にしたことが起源だと言われています。 その後、数百年という時間を経て僕たちの暮らしに欠かせない飲み物として位置付けられたコーヒーは、変異や人工的な掛け合わせなどによって多くの品種が生まれました(今現在も新種が生まれています)。 今回は、さまざまな品種の中でもコーヒー豆の代表格と称される「ブルボン種」についてお話しします。 「アラビカ種」を親にもつ「ブルボン種」は、かつてのフランス領ブルボン島(現レユニオン島)にて突然変異で生まれた品種です。名前の由来は言わずもがな、ブルボン島からの命名です。 病気や害虫に弱い品種ではあるものの、風味の良さから人気が拡大していき、現在は中南米を中心に多く栽培されています。 豆の外観はやや小ぶりで、テイストの特徴は甘みが強くオレンジ系の柑橘類を思わせる酸味があります。焙煎士の視線で言うと、焙煎は中煎りのハイローストからシティローストにして心地の良い酸味や甘味が引き出せる豆です。 マウスフィール(口に含んだ時の質感・ボディ感)は、「ラウンド」という『角がなく丸みのある柔らかい口当たりでまとまりの良いコーヒー』と表現されることが多い品種です。 「ブルボン種」は病害に弱いので、品種改良を多くされてきました。また、自然交配によって突然変異で生まれた品種も少なくありません。 一般的な「レッドブルボン」と並んで耳にするのは、実の色から名付けられた「イエローブルボン」や「ピンクブルボン」があります。
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*コーヒー果実は熟すと赤くなるのが通常ですが、「イエローブルボン」の実は熟しても黄色をしています。 どちらもブルボン種特有の滑らかなコクを持ちながら、「イエローブルボン」は「レッドブルボン」よりも糖度が高くミルクチョコレートやマンダリンオレンジのような風味が特徴です。 「ピンクブルボン」はレッドブルボンとイエローブルボンの交配種という説がある珍しい品種で、トロピカルフルーツやピーチ、紅茶を感じられる風味の豆です。 ブルボンから自然突然変異で生まれた爽やかな酸味と甘さが特徴の「カツーラ」は、比較的流通量の多い品種です。ブラジルミナスジェライス州で発見された品種で、樹高が低く実がたくさん取れ、さらに病害に強いために栽培のしやすい品種として広がりました。 また、「カツーラ」とこちらもブルボン種からの変異で生まれた「ムンドノーボ」を人工的に交配させて生まれた「カツアイ」も、生産性を重視した品種として多く出回っています。 非常に希少な豆「ビジャサルチ」もブルボン種からの突然変異で生まれたとされる品種です。 浅煎りに仕上げて明るい酸を引き出すと、ブルボンの持つ甘さと相まってレモンキャンディを舐めているようなテイストが広がります。
- 豊かな風味が魅力の「ブルボン種」
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*品種により、コーヒー豆のサイズや形状はさまざま。ブルボン種は比較的小ぶりのタイプが多い傾向にあります。 最後に、こちらも滅多に手に入らない希少種ですが、「ブルボン ポアントゥ(ローリナ)」をご紹介させてください。 ブルボン種の故郷レユニオン島で自然発生していた品種を、コーヒーハンターとして有名な川島氏が発見・復活させた豆です。豆の形状は丸みを帯びた小ぶりのブルボン種とは異なり細長く、キレのいい酸味と優しい甘さが心地いいコーヒーです。 この豆の最大の特徴はカフェイン含有量が通常のコーヒー豆の半分以下と非常に少ない点で、天然のカフェインレスコーヒーとも言われています。 病害に弱く栽培しにくい「ブルボン種」ですが、その風味の良さから品種改良が重ねられ、現在では「ブルボン種」から派生した品種はコーヒー産業の中心となっています。 豊かな風味と優しい甘さを基本とし、品種ごとにさまざまなテイストを楽しめる「ブルボン」。 コーヒーボーイで提供しているものでは、レッドブルボンを使用した(時期により異なる場合あり)やや深煎りの「グアテマラ アンティグア」の他、3月のマンスリービーンズ「さくらブルボン」があります。 ぜひ、ブルボンならではの甘さとコク、柔らかな酸味をお試しください。
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