コーヒーデイズカフェの日常
下松店・田中 瑠輝

コーヒーを淹れる所作を大切に

下松店はBeans &To Go店(ドリンクのテイクアウトとコーヒー豆やギフトの販売の店舗)で、下松市郊外のCrossLandさんやシャトレーゼさんと同じ商業敷地にある店舗です。 前面が大きなガラス張りで夕方まで明るい陽が入ってくるので、コンパクトだけど明るくて。実は全店舗の中でも豆の販売が2番目になるくらい忙しいのですが、店内ではゆったりとした空気感を大切にしています。 下松は子育てしやすい街として今人気上昇しているとのことで、小さいお子さんと一緒のお母さん方や、ファミリーのお客さまが多いですね。 スタッフ全員、小さい子供が大好きなので、つい、みんなで手を振っています。これは僕たちにとって、とても嬉しい癒しのひとときです。 あとは、コーヒー豆にこだわりのある男性の方も多く来られますね。 下松店でレシピを完成させた「リッチドリップコーヒー」は、エスプレッソなどの濃い珈琲お好きな方にとても人気です。

 

僕が毎日の接客で大切にしているのは「コーヒーを淹れる所作」です。 それは、ドリップ方法などの特定の技術というより、豆を挽くところから始まってお手元にお渡しする一連の動き、でしょうか。 清潔感を大切に、滑らかで雑味のない動き。その全体が「お客さまへの1杯」だと思っていて。 ドリンクをお待ちのひとときも、その1杯で心地良く楽しんでもらえればいいなと考えています。 でもマニュアルがあるわけではないので、先輩の動きを学んだり、自分で研究したり、少しずつやってみてセルフチェックして、の毎日です。 まだまだ失敗も多くて、集中するとつい周囲が見えなくなったり(笑)。僕、視野が狭いのか、なぜか頭をよくぶつけるんですよね。他のスタッフにもしょっちゅう笑われてます。 所作というものを意識するようになったのは、前にアルバイトをしていたBARでの経験からです。 熟練のバーテンダーは、シェイカーの振り方、姿勢や佇まい、バースプーンを一回しするだけでもその指先まで神経を使っています。スマートで、音にまで細心の注意を払われています。 そんな美しい動きを目で味わうことで、その1杯がスペシャルになる。 コーヒーも同じだと思うんです。 お客さまには「目と口」両方でコーヒーを楽しんでいただくのが、僕の理想です。

 

そのほかに得意分野というと、「熱意を伝えること」かな。 たとえば、豆の選び方や器具のチョイス、使い方など、もっと美味しくなるコツをお伝えすることで、少しずつでもお客さまにコーヒーの楽しさを「膨らませて」ほしい。その熱意です。 先日「前に買った豆の味がイメージと違った…」というお客さまが来られました。でもお好みをうかがうと、その豆はやっぱりお好きなタイプ。 そこで「では1度、ここで淹れ方をやってみましょう」と、お客さまの淹れ方でお出ししてみました。「そうそう、こんな感じ」。 次に同じ豆でコツを押さえて淹れると…「おいしい!淹れ方で全然違うんですね」。 レシピを口頭や文章でお伝えするだけでは、家でやっても上手くいかないことも多いですよね。目の前で味を体験していただくのがいちばんです。 でも、これは店頭でいつでもできることではないので、お客さまにわかりやすく楽しくお伝えできる「コーヒー教室」は、ぜひおすすめです。

 

ポイントを押さえれば、コーヒーの淹れ方は個性です。下松店でもスタッフそれぞれ得意分野が違うのが面白いところです。 また、同じCOFFEEBOYでもカフェのある店舗とTo Go店舗では、個性が違います。 カフェは必ずお客さまの横近くに立ちますが、To Go店ではカウンターを挟んで対面が基本。お客さまとの距離が違うんですよね。 下松店は、カウンターをはさんでもCOFFEEBOYらしいあたたかさをお伝えできるよう、スタッフがそれぞれ自分の個性を活かして日々工夫しています。 僕は、下松店ならではの「ドリンクを待つ時間」を楽しんでもらうことで、何よりもコーヒーの世界をもっと好きになってもらえれば嬉しいな、と思っています□

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