コーヒーとの出会い 光店・飛鳥なつみ

コーヒーの世界には
大きな広がりと奥行きがある

5年ほど前から、COFFEEBOY光店で週2回パートタイム勤務のかたちでショップスタッフをしています。 コーヒーと接客の笑顔でお客さまに喜んでいただけるのが何よりも嬉しくて、お客さまとの楽しい会話があった日は、家に帰ってもふと思い出してニコニコしてしまいます。 実は昔は「コーヒー苦手派」でした。 子供のころ、両親が好きだったコーヒーを少しもらって「苦い…!」。それからはずっと、少し大人になっても、友達とのカフェでもチョイスは紅茶でした。 そんな私がはじめてコーヒーの世界に足を踏み入れたきっかけは、「家で自分でドリップしてコーヒーを味わう、素敵な時間を過ごしたい」と思ったことです。 仕事と家事でいっぱいの生活にちょっと疲れて、週6日勤務していた職場を退職し家で過ごしていました。 ある日、素敵な暮らしをしている人の載っている雑誌をパラパラみていると、みんなおうちにコーヒーミルがあって(笑)、ていねいにコーヒーをドリップして味わう様子が紹介されていたんです。 それをみて、ああいいなあ、コーヒーを淹れる時間って「豊か」なんだなあ、と思いました。 私も、せっかく仕事をやめてゆっくりする時間ができたのだから、今までやっていなかったことに挑戦してみよう。 でも、これまでコーヒーとは無縁の生活でしたから、何もわからない状態です。 そこでCOFFEEBOY 光店の「コーヒー教室」に通うことにしました。 教室では基本の淹れ方や豆の種類などに加えて、大きな気づきがありました。 私は「日本酒」が好きなのですが、コーヒーと日本酒は通じるところがあるな、と感じてから、がぜん興味が強くわいてきたのです。

 

コーヒーも日本酒も、原料材料の種類、生産地や生産する蔵、そしてそれを加工する製法によって、個性や微妙な味の違いが生まれてきます。 それに、一緒にいただくものとのコラボで、より美味しさが広がるところなども。。 日本酒では「お酒のおつまみ」として、お酒の味に合う小鉢などのお料理を考えるのも楽しいのですが、コーヒーも同じ。 このコーヒーにはどんなスイーツがあうかな、この焼き菓子かな、など楽しみ方も様々なバリエーションに富んでいて、素敵な時間を創ることができます。 日本酒の奥深い世界と同じように、コーヒーの世界も、大きな広がりと奥行きがあるんだなと気づきました。それを知った時には、もう面白くていつのまにかコーヒーが大好きになっていました。 そろそろ働きたいなと考えていた時期に、お店に「パート勤務募集」のPOPが出ました。無理のない週2日くらいの勤務を希望していたので、夫と話しすぐ応募しました。 実際にスタッフになると、豆の特徴や味の表現の勉強にまず驚きました。 豆の説明で「マスカットの香り」「柑橘系の爽やかな後味」などと表現されますが、なかなかその微妙さを自分でみつけるのは難しいですよね。 それも守本店長にコツを教えてもらいました。 「日頃果物などを食べるときにも、無意識ではなく、『これはあの味だな』と考えながら食べるようにすると、だんだんわかるようになるよ。もうひとつ大切なのは、『旬を味わう』こと」 コーヒーの味がわかるためには、それ以外の様々な食材の味についてもインプットが必要なんですね。

 

それからは、美味しさが最も出ている「旬」の果物やお野菜をいただいて味を考えるようにしています。また、今まで手を伸ばさなかった果物などにも積極的にチャレンジするようになりました。 店舗では、ディスプレイのお花や黒板でのレコメンドなども担当しています。 お花を任せられることで、植物にも興味が出てきました。 最近、自宅の庭の木を切って枝を飾ってみたら、お客さまから「見たことないお花だけどきれいね」と言われたことは、うれしかったことのひとつです。 黒板にオススメのコーヒーを紹介するのも、結構見てくださる方が多いのでとても励みになります。

 

家では私がゆっくりと美味しいコーヒーを淹れるようになったので、夫が喜んでいます。夜の日本酒の時間も、あわせるお料理を「旬のお魚とお野菜にしようかな」など、以前よりも色々工夫するようになりましたね。 仕事の日以外は、バードウォッチングが楽しみ。散歩しながらかわいい鳥の姿やさえずりに癒されています。 穏やかに穏やかに。自分がやりたいことを活かしながらペースにあった働き方ができることで、全ての時間が豊かになった気がします。

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