私のコーヒーカップ
新下関店・松尾 しのぶ

大切にしているのは「ゆとり」を持った暮らし

5年くらい前から陶芸作家ものの器に惹かれ始め、マグカップも作家ものを少しずつ集めるようになりました。 今回はお気に入りをひとつに絞れなくて(笑)、コレクションの中で登場回数の多い「一軍の子たち」をご紹介します。 いちばん付き合いの古いのが「白水工房」(宮崎県)瀧本徳郎さんのカップです。 *画像左から3つ目 5年前に家族で湯布院へ旅行した際、お宿にあった地元作家のギャラリーで出会いました。 模様が可愛いな、と一目で心が動きました。 それからずっとお気に入りでずいぶん使い込んでいますが、最初からこのような深い色なんです。 作家もの、とくに土ものは、手触りや釉薬ののり方に温もりがあります。 それぞれの器の「景色」を、ずっと眺めているのがすごく好きなんです。 次のざらっとしたテクスチャーのカップは「ぼうかい窯」髙野友美さんの作品、岩国の作家さんです。 *画像左から2つ目 何とも言えない微妙な色でしょう?  黄色、緑、鈍色…焼いたときの釉薬の色の出具合が一つとして同じものがないそうです。 それがおもしろいのです。 マットでざらっとしてるのに底光りするような光の回り方、手にしっとりと馴染む触感。 深煎りコーヒーにぴったりのカップで、よく秋冬に登場します。

 

濃いキャラメル色のものは下関の雑貨屋さんで見つけた、熊本の「まゆみ窯」真弓亮司さんのフリーカップです。 *画像左から一つ目 色とツヤ感がとてもお気に入りです。 この子は気軽にポンと使っています。 コーヒーだけでなくお茶でも使いますし、スイーツなどにもぴったり。万能選手です。 最近いちばんはまっているのが、白のシモヤユミコさんのカップです。 *画像右 ただの白ではない、黄色やグレーが織りなす微妙な景色のグラデーション。そして触ると手にしっとりと馴染む。 色も肌触りもなにか優しい気持ちになれるカップで、「柔らかい気持ちでほぐしたいな」というときに自然と手に取っています。 中煎りや浅煎りのコーヒーをこのカップにいれると、コーヒーがすごくキラキラしてきれいなんです。 カップの中まで光が回って、透明感が出るんですね。

 

シモヤユミコさんとの出会いは、下関のお花屋さんの花器でした。 あまりに素敵な花器だったのでお店の方にお名前を教えていただき、インスタグラムでフォローしてファンになりました。 大阪での個展にコロナ禍で行けなくて…でも諦めきれず、ダイレクトメールをご本人に送り作品をお願いしました。作家さん自ら選んで送ってくださる作品には、ことさら造り手の想いを感じました。 私のカップとの出会いは、ほぼ直感です。 ブランドや値段ではなく自分が「あ!いいな」と思ったものです。 一目惚れした作家ものはお値段が気軽ではありませんが、いつまでも飽きが来ず、長く付き合っていく愉しさがあります。 それが心地良くて、作家さんの世界観をきちんと表現している個展や作品展へ伺って、すてきな出会いがあるのを楽しみにしています。 一輪挿しもこのカップと一緒に買ったシモヤさんの作品です。 お花は、今私が大好きなもののひとつ。コーヒーと同様、プライベートでもお花なしの生活は考えられないほどです(笑)。

 

実は、新下関店のお花やグリーンのコーディネートは私が担当しています。 大好きな「コーヒーとお花」を仕事にできるのがとても幸せです。 そんな毎日で、大切にしているのは「ゆとり」を持っていよう、ということ。 例えば朝の時間は、少し早く起きて朝食やお弁当の準備をした後、家族が起きてくる時間にコーヒーミルのスイッチを入れます。 家全体に香りが広がり、大好きなカップにコーヒーをゆっくりおいしく淹れて、季節のお花をテーブルに生けます。 コーヒーがキラキラして、テンションが上がる幸せな時間です。

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