コーヒーとの出会い
オンライン事業部・末本 稀良々

心温まる一杯のコーヒー

私のコーヒーとの出逢いは、実はCOFFEEBOYです。 小学生低学年の頃、実家に程近い場所にCOFFEEBOY光店がオープンしました。コーヒーが大好きな母は豆を買いに、私を連れてよくお店に通っていました。 すると、光店の店長・守本さんが試飲用のデミカップにコーヒーを注いで「飲んでみる?」と私に出してくれました。こわごわ、舐めるくらいを口にしたのを覚えています。 小学校高学年くらいには、試飲をいただくのが私の楽しみになりました。 「おいしい!」というと、 「わあすごいね、コーヒーの味がわかるのね!」 と守本店長が褒めてくれるんです。それがまた、嬉しくて。 華やかなコーヒーの香り、大人のように対応してもらえるフレンドリーな接客、その体験ができるのがCOFFEEBOYというお店でした。 大学卒業後、一般企業に就職しました。1年半後に光店を訪れたとき、レジ横のコースターに手書き「正社員募集」のPOPを見つけました。 ちょうど将来のことや転職を考えていたタイミングでした。生まれて初めて「運命」を感じたんです。 母にも「呼ばれてるよ!」と励まされ「いくしかない!」と守本店長にお話をし、即応募。あれよあれよと決まって、今に至ります(笑)。 就活について、私は「地元密着で貢献できる仕事」が希望でした。 ですから、COFFEEBOYでは子どものころから自分がいただいた幸せや楽しみを、また地元のみなさんにお伝えできると思ったのです。

 

光店スタッフとなりまず驚いたのは、想像以上の仕事の多さでした。 例えば、セールがどれだけ忙しいか! おだやかで丁寧な接客は、「忙しさを感じさせない接客」なのです。 私はテキパキと物事を処理したいタイプですが、それが良いときとそうでないときがある。 ショップでは効率最優先の流れではなく、お客様と今日のお天気の話や試飲の豆のお話、そんなゆったりした会話を挟む。 そういった積み重ねが大切なのよ、と教わりました。 そういえば、私が好きだったCOFFEEBOYはその会話の積み重ねでした。 それがいつも自然とそばにあったことが、あらためてわかったのです。 入社して初めてわかったことは他にもあって。 私はコーヒーは好きなのに、コーヒーの味の「イチゴのような」「オレンジのような」という表現、これが最初の頃は全くわかりませんでした。 もしかしたら向いていないのかも…と悩んだ時期もありました。 しかしそこも、先輩が根気よくトレーニングに付き合ってくださいました。 新しい豆やブレンドを仕入れたときに、まずレコメンド無し、次にレコメンドを読んでからのテイスティングを繰り返します。温度や濃さを変えての味の違いも確認します。これを光店勤務の3年間、日常の中で続けていきました。 今はほぼ判別でき、お客さまにも納得して説明できるようになりました。 プロとしては「おいしい」だけではだめ、理解と解像度を高く深く落とし込むことが必要だと感じています。

 

3年間光店勤務ののち、オンライン事業部に異動になりました。 ショップ業務に慣れてきたころで、自分の次の目標をどう設定しようか考えているところでした。 オンラインでは、限られたツールでどのようにして私たちのアドバイスや答えをお伝えするか、常に考えています。 オンラインストアならではの利点は、早く確実に購入できることですが、そのうえに「COFFEEBOYらしい人のつながり」もしっかり感じられるオンラインストアにしたい。 例えば…メールは「失礼がない」ことが最重要です。でもSNSやLINEでは顔文字を使われるお客様には私も顔文字を少し入れて、店頭で笑顔で接客している空気感で、失礼はないけど半歩距離が近い感じにしています。 最近、お問い合わせの後ご購入されたお客様から「おいしかったです」というメールをいただくことが多くなりました。 店頭では、お客様の顔や声、ご挨拶などでご感想や満足度をリアルタイムに知ることができますが、オンラインではすぐにはわかりません。 ですからわざわざ感想をお伝えいただけるなんて、もう「ありがたい」しかありません。時間差がある分、その声が返ってきた喜びはひときわ大きいもの。 画面を見ながらほっこりする、何よりも嬉しいひとときです。

 

コーヒーって、どの1杯も誰かの気持ちで生まれて、いただく時には自分の心と出逢えるものなのではないかなと感じています。 大学生活も終盤に差し掛かり実家に戻ってきたときに弟がコーヒーを淹れてくれたのですが、「おかえり」がこもっているようで、ほっとしたのを覚えています。 みなさんの心あたたまる1杯のコーヒー、そのお手伝いができるこのお仕事は素晴らしい、と私は信じています。

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